窓の外の景色

musicaparadiso2005-11-16

昨日、今日とすっかり寒くなって、灯油ストーブを使おうと去年使い切れなかった灯油をタンクに入れて、スイッチを入れたら、なんだか頭がクラクラしてしまった。近頃は灯油を買おうにも、持ってきてくれるお米屋さんはほとんどないし、唯一手に入る生協のルート販売はうちの地域は土曜日の午前中と決まっていて、今のところなかなか買うことが出来なそうなのだ。エアコンは電気代が気になってあまり使う気にならないし、第一、ちっとも暖かくならないので、どうにかして灯油を買わなきゃいけない。灯油のネット販売なんてないし、全く不便な時代になったモノだ。



この前、韓国から来て5年目というテレビ局に勤めていた、金さんという女の子と話していたらテレビ局はやっぱり忙しくて、ここ半年で一日しか休めなかったらしい(笑)。それで、金さんは転職のために仕事を辞め、仕事を探しているみたいなんだけど、「なかなか難しくて・・・」と言ってた。



彼女はたった5年なのに、日本語が見事にペラペラで、韓国の人特有のイントネーションもない、見事な日本語を話すので「そんなに上手に話せるのにね〜。日本で難しいようなら韓国に戻って探したらすぐ見つかりそうだけど」って言ったら「韓国には戻りたくないんです。韓国にいたときは引っ込み思案で、自分に自信もなかったんだけど、日本に来て、一人でがんばって言葉も覚えることが出来たし、仕事もできるようになったし。自分でもここまでできると思わなかったくらい。日本にいるからがんばれるの」と言っていた。



彼女はテレビ番組の韓国ロケでは現地コーディネーターを何度もやっているので、そういう仕事を韓国でフリーでやることも簡単だろう。日本では今の時代、韓国人で流ちょうな日本語を話す人は珍しく無くなってしまったので、金さんのような人はいっぱいいるし、仕事を探すと言っても簡単じゃないのかもしれない。ちなみに金さんはソウル大学出身(笑)。そして、IT関係の専門学校を経て、日本で働くためにやって来たのだそうだ。



こんな優秀な、日本語も韓国語も話せる人が、何ヶ月も仕事が見つからないとは・・・。「やっぱり、韓国に帰ったほうがいいんじゃないの?」余計なお世話だがもう一度、金さんに言ってみた。「いや、日本に居たいわけは他にもあるんです」「へえー、何??」「東京の、景色が好きなんです。東京の、電車から見る景色がすごく好きなんです。だって、東京は道路が下にあるじゃないですか。韓国では電車の下に道路は通ってないですから」



ちょうど、金さんと山手線に乗っていたので、思わず窓の外を見てみた。電車は新宿に到着しようとしていて、まさに電車の下を車が何台も走っている。でも、これってきれいな景色なのだろうか。金さんを虜にしている景色は俺には当たり前すぎてピンとこなかった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。



マイケル・ジャクソンがドバイのショッピングモールの女子トイレでお化粧をしていたところを、トイレに入っていた女性客に見つかり大騒動になったらしい(笑)。裁判で限りなく有罪に近い無罪を勝ち取ったマイケルなんだけど、やっぱり後ろめたい気持ちがあるんだろう。自宅のネバーランドも売り払って、アラブで隠遁生活を送るつもりらしい。というか、アラブでまた、やりたい放題できるところを見つけた、といったほうが正解かもしれない。なんと、アラブの王様直々に「うちに来ない?」と誘われているようなのだ。ちなみに、この王様は過去にマイケルやマドンナや引田天功を宮殿によんだことがあるそうだ。ま、どうでもいいんだけど。