小田和正

musicaparadiso2005-09-22

暇をもてあましているので(いつもだが)amazonで適当に本を注文してみて読んでいる。その中からいくつか紹介します。


最近注文した本たち

amazonにはマーケットプレイスという中古市場もある。古本ならブックオフでも行って探してみたほうが安く手にはいるかもしれないが、どうもあのお店の雰囲気は好きじゃない。軽薄というか、安っぽいというか。。。どこで買ったって中身は同じなんだけど、お目当ての本が丸文字のPOPに脳天気に「¥100」なんて書かれたコーナーに積まれていたらがっかりだよなー。

本と言えば、小さい頃から池袋のデパートで買っているけど、そこのちょっと照明の落ちた静かな場所を探して、とりあえず立ち読みをしてみる。そういう雰囲気が好きだ。・・・しかし、最近は本屋に行って立ち読みはするけど、めっきり買わなくなった。amazon、である。特にマーケットプレイスがここ1年ほどで、かなり充実している。


「最近注文した本たち」のほとんどがそこで購入したもの。「食人宴席ー抹殺された中国現代史」はここ数年ずっと探していた本で、中国の文化大革命時、広西大虐殺事件で起きた「食人大宴会」について書かれたもの。いろんな食人について書かれた本を読んできたわけですが(笑)、この本は気がついたら絶版になっていたので、届いてからそれこそ貪るように読んだ。内容に関して・・・訳者が台湾出身ということもあって全てを鵜呑みに出来ない(また、日本語訳もいまひとつで、かなりストレスを感じた)のだが、まあまあだった(購入価格は280円)。



「たしかなことー小田和正インタビュー」は、僕の大好きなオフ・コースの中心人物だった小田和正のインタビュー本。オフ・コース解散後は「ラブストーリーは突然に」が大ヒットし、華々しく新たなキャリアをスタートさせたけど、個人的にはオフ・コース後の小田和正の作品にぐっとくることはなかった。。。本人も語っているのだが、「ラブストーリーは突然に」以降は新しい作品が売れないことを感じ、オフ・コースの作品を再び歌うようになったそうだ。


オフ・コースの時の小田和正は寡黙で、繊細でカミソリのような強面のオーラがあった。レコードを聞いていると、初期のライブでは、MCは相棒の鈴木康博だったし、もともとサービス精神旺盛な人ではないんだろう、と思っていた。けれどある日、このblogでも書いた大学の先輩が「小田和正が年末にTBSでやっている音楽番組はトークが面白い」というのを聞いて、びっくりした。あの、小田和正が??信じられない。。。


その番組は「クリスマスの約束」といって、小田がセレクトした他人の曲を、それにまつわる思い出とともに時代を振り返る自分史だった。クリスマスに放送されていた番組が昨年シリーズとして放送されて、僕はやっと見ることが出来た。そこには、散歩がてら近所のコンビニにタバコを買いに来たような、気の抜けた(笑)、いや何かが吹っ切れたような、ちょっと品のない小田和正がいた。



やっぱり、再結成したオフ・コースがみたい。小田和正が一人で歌う、「YES-YES-YES」や「愛を止めないで」は好きじゃないなー。色気がないというか、匂いがないというか。。。

食人宴席―抹殺された中国現代史 (カッパ・ブックス)

食人宴席―抹殺された中国現代史 (カッパ・ブックス)

小田和正インタビュー たしかなこと

小田和正インタビュー たしかなこと