ピアノマン実家に帰る

musicaparadiso2005-08-23

今年の5月、イギリスの海岸で保護され、正体不明のまま世間を騒がせていた「沈黙のピアニスト」はドイツ出身のゲイという話(笑)。

「沈黙のピアニスト」とは大層なネーミングだが「沈黙」も「ピアニスト」もでっちあげだったらしい。「沈黙」の方は本人がこれ以上我慢できなかったのか知らないが、看護婦の「今日は何か話してくれますか?」という問いかけに「ええ、話しましょう」と答えたことで、あっさりとばれてしまった。「ピアニスト」の方は実は同じ鍵盤をたたいていただけだったのだが、病院もマスコミもこれを騒ぎ立てたため(知ってるに決まってるのだが)。

世界中でどのくらい話題になったのか分からないのですが、日本とイギリスでは盛んに報道されてましたね。ドイツに住む家族や友人、知り合いがこの騒ぎを知らなかったはずがないと思うのですが、言い出せなかったのか、彼の正体を巡る騒動は、彼自身が沈黙を破ることで終わりを告げました。

世間を騒がせてしまい、家族はなかなか言い出せなかったにしても、ピアノマンの友人や知り合いがマスコミに情報を持ってきていたはずです。確かにフランス出身のゲイという情報もあったようですけど、彼の正体を暴くまでには至りませんでした。

病院は今まで彼の治療のために投じた費用を弁償させると言っているようですがヤブヘビのような(笑)。確か、保護された当時公開する映画と、ピアノマンの報道が酷似しているとかで話題になりましたが、どうせなら映画会社に請求したらどうでしょうか。