セレクトCD

そもそもパソコンを買ったきっかけはインターネットと音楽のコンパイルだったのですが、僕が初めてmacを買った頃、CD-ROMドライブはついてましたが、CD-Rを焼くためには別にドライブを買う必要があったんです。しかも、macユーザーを取り巻く環境はwindowsより圧倒的に遅れていて、CDをHDに落としてCDーRに焼く、今では当たり前で誰でもやっている、そんな簡単なことが5,6年前ではものすごく大変なことでした。。。読み込む速度は遅いし、焼く速度も遅い。おまけにバッファ・アンダーラン(水道の流れる量が多すぎて水道管が破裂するようなイメージ??)も起きて、焼くのに失敗して何枚も無駄にしました。生のCDーRも結構高くって、一時は馬鹿らしくなって、外付けのドライブをわざわざ買ったくせに作るのをやめてました。

それが、やっとここ3年ほどで何のストレスもなく自分で選曲したCDが作れるようになりました。あくまで僕自身の話ですが。。。僕はずっとmacなのでwindowsの方には共感してもらえないかもしれないですが、やはり、CDの編集に大きな進歩をもたらしたのはappleiTunesの誕生だったと思います。このiTunesというソフトの素晴らしさは一言で言うと検索能力。2,3枚のCDをHDに入れて聞く程度なら特に使い心地にこだわる必要性はないと思いますが、何百枚というCDをHDにアーカイブしてライブラリーを作っていくと、いかに素早く目当ての情報にたどり着けるかが問題になってきます。iTunesはその膨大なライブラリーの中から僕の注文に瞬時に対応し、お目当てを見つけてくれる、今ではなくてはならないソフトの一つです。WEBブラウザsafariとmailとiTunes、そしてiPodさえあればどこにいっても楽しく暮らせるんじゃないかと思ってます。

パソコンはあくまで自分の目的を遂げるための手段にすぎない、と思うんですけどwindowsを使っていると、どこに何があるのか分かりにくいし、自分の思うようにいかないことが多い。パソコンを使うんじゃなくて、使われてる感じがする。パソコンの仕組みに詳しくない僕のようなユーザーのためには作られていないんですね。だから、SEとか、システムとかいう人たちが「自分たちに任せろ」って大きな顔してる(笑)。microsoftもいろいろな資格を設け、それにお役所のお積み付きという箔をつけて、当たり前のように取得をプロモートしてますが、あえていうなら、それはサプライヤーの怠慢であって、分かりやすく、楽しんで使ってもらえる製品をプロダクトする努力をしていないと言うことだと思います。かといってappleがまったく問題がないかというとそういうことじゃないんですけど、少なくともパソコンを使っているということを意識しないで、例えば絵を描いたり、文章をひねったり、音楽を聴いたりということに集中できるという意味ではwindowsマシンはきっとこの先もmacに追いつけないんじゃないか、と思います。