落下傘でやってくる刺客

musicaparadiso2005-08-16

終戦記念日の昨日、小泉さんは参拝しませんでしたね、解散していなければ行ってたんでしょうけど、行っていたらせっかく思惑通りに進んでいる総選挙に向けて水を差すことになるのでやめたんでしょう。しかし、公約違反では??(別にいいけど・・・)。

さてさて、自民党郵政民営化に反対した議員を公認しないと明言し、彼らが立候補する選挙区に対立候補を立てるということで、ここ数日、様々な方の名前が出てきています。ライブドアの堀江さんや料理研究家のなんとかとかいう女性などはどうでもいいんですが、注目すべきは財務省のキャリア官僚達でしょう。女性の片山さんばかりがマスコミの注目を浴びていますが、その多くは40歳前の課長級の人たちのようです。

解散後数日という期間は、忙しい彼らが安泰の道を捨て政治家になろうと決意するには短すぎる。これはかなり裏がありそうな気がします。確かに、自民党の省庁再編により「大蔵」という看板を奪われた財務省にはかつての力はないのかもしれないし、引退間近の50代の役人達のように、銀行や証券会社とズブズブで、ノーパンしゃぶしゃぶの接待を受けることもなく、地方の税務署を回っていい思いをすることもなくなった。そんな役所にいるより、政治家になるほうが、まだましと考えているのかもしれません。

マスコミは刺客と騒ぎますが果たしてそんなに威力があるのかどうか。田舎に行けば行くほど落下傘で降りてきたよそ者は相手にされないような気がします。特にキャリア官僚のような人はそういう場所での振る舞い方を知らない。今まで人に頭を下げることを知らない人たちですから、その場しのぎの腰の低さが通用するほど甘くはない。

優秀な人たちなのでしょうが、どうしちゃったんでしょうかね。財務省自民党はなにを目論んでいるんでしょうか。そんなに民営化を急ぐ必要があるんでしょうか、9月11日の投票日まで、彼らの主張を聞いていきたいと思います。